日本語の文字入力は、変換の確定をEnterキーで行います。
そのため、ChatGPTプロンプト入力の際、変換時に勢いあまってEnterを二度押してしまい、中途半端な文章が送信されてしまう...といったことがあると思います。
そこで便利なのが、ChatGPTにてEnterで送信しないようにするアドオンです。
ChatGPT Ctrl+Enter Sender
Firefox ADD-ONSページ: ChatGPT Ctrl+Enter Sender
GitHub リポジトリ:ChatGPT
Ctrl+Enter Sender
Enterで送信しないようにするアドオンに「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」があります。
最近までは、Chromium系ブラウザ(Chrome, Edge, Opera, Vivaldi, Brave, etc.)のみの対応でしたが、つい先日、Firefoxにも対応しました。
作者は私ではないですが、少しだけFirefox版の開発に関わらせていただきました。
インストール
このアドオンは、Mozilla によるセキュリティの監視がアクティブに行われていません。
など、少し怖いメッセージが表示されていますが、このアドオンは、GitHubにソースコードが公開されているため、多少の安心はできるかと思います。
Firefox ADD-ONSの「ChatGPT Ctrl+Enter Sender」のページにアクセスし、「Firefoxに追加」をクリックします。
権限の確認が表示されるので、軽く目を通して「追加」をクリックします。
プライベートウィンドウでの使用を許可するかの確認が表示されるので、必要であればチェックを入れて「OK」をクリックします。
これでインストールは完了です。
使い方
デフォルトでは、Ctrl+Enterで送信するようになっているため、特に何も設定する必要はありません。
いつものようにChatGPTを起動し、何か文字を入力して、Enterキーを押してみてください。
Enterキーで改行されました。
では、Ctrl+Enterで送信してみましょう。
Ctrl+Enterで送信できました。
基本的な使い方としては以上です。
ちなみに
ChatGPT Ctrl+Enter Senderという名前ですが、ChatGPT以外のサイトでも使用できます。
対応サイトは以下の通りです。
- ChatGPT
- Poe
- Phind
- Bard
- ChatPDF
- Perplexity AI
個人的な話ですが、私はこの中のChatPDFをよく使用しています。
英語の論文など、ちょっと読むのがめんどくさい英語のPDFを読む際、あらかじめChatPDFにアップロードしておくと、AIが全文を理解したうえで日本語で要約・解説等をしてくれます。
ちょっとした仕様について
このアドオンのアイコンをクリックすると、以下のような画面が表示されます。
Enable on this site
との表記になっていますが、現在は全体のオンオフ設定しかできないようです。
この表記を見るに、本来は対応しているそれぞれのサイトごとにオンオフ設定ができるようにするはずだったようですが、現在まだ対応していないようです。
GitHubに、この件に関するIssueが立っていました。
GitHub Issue:サイト毎に設定(トグルのオン/オフ)を分けたい
まとめ
今回は、ChatGPTでEnterで送信しないようにするアドオンについて紹介しました。
これで、中途半端な文章を送信してしまったり、「~してください」を「~してくだしあ」などとタイプミスしたまま送信してしまうことが格段に減ると思います。
また、このアドオンはChromeブラウザ等にも対応していますが、そちらについてはネット上にいくらでも記事があるので、割愛させていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。