以前、Windowsで追加ソフトなしでデスクトップのアイコン配置を保存・復元する方法に関する記事を書きました。
記事はこちら: 【追加ソフトなし】デスクトップのアイコン配置を保存・復元する
今回は、その記事の最後にも書いたように、その一連の処理をバッチファイルとしてまとめてみました。
ダウンロード
バッチファイルなので何もしなくてもソースコードはオープンですが、オープンソースでGitHubに公開しています。
ダウンロードはこちら: GitHub
DesktopLayoutManager-ja.bat
をダウンロードしてください。DesktopLayoutManager.bat
に名前を変更することをおすすめします。
使い方
まず、ダブルクリックでバッチファイルを実行します。
ほとんどの場合、「WindowsによってPCが保護されました」という画面が出るので、「詳細情報」をクリックします。
「実行」をクリックします。
実行すると、ユーザーアカウント制御の画面が表示されますがますが、「はい」をクリックします。
これは、レジストリの操作に管理者権限が必要になるので、管理者権限でバッチファイルを開きなおす処理が入るためです。
以下のような文字が表示されたら、保存であれば半角で「1」を入力し、復元であれば半角で「2」を入力してEnterキーを押します。
項目を選んで入力してください。
1:保存 2:復元
保存
保存の場合は、以下のような文字が表示されたら、Enterキーを押して終了します。
デスクトップのレイアウトを保存しています...
この操作を正しく終了しました。
Enterを押して終了します。
これで、現在のデスクトップのレイアウトが保存されました。
この状態で、DesktopLayoutManager.bat
があるフォルダを確認すると、SavedDesktopLayout
というフォルダが作成されているはずです。
このフォルダが、デスクトップのレイアウトが保存されているフォルダです。誤って削除しないように注意してください。
復元
先ほど保存したデスクトップのレイアウトを復元する場合は、SavedDesktopLayout
がDesktopLayoutManager.bat
と同じフォルダにあることを確認してください。
すると、以下のような文字が表示されるはずです。
どのファイルを復元しますか? (新しい順)
1:DesktopLayout<日付と時刻>.reg (<日付と時刻>)
復元したいレイアウトの番号を半角で入力してEnterキーを押します。
このような画面が表示されるので、Enterキーを押してデータを復元します。
警告文にもあるように、エクスプローラーの再起動を行うため、移動やコピー中のデータがある場合は、データが破損する可能性があります。
デスクトップのレイアウトを復元しています...
この操作を正しく終了しました。
Enterを押して終了します。
と表示されたら、Enterキーを押して終了します。
これで、デスクトップのレイアウトが復元されました。
保存したデスクトップ配置の削除について
現時点で、保存したデスクトップ配置の削除をソフトウェア内で行う機能はありません。
保存したデスクトップ配置を削除する場合は、SavedDesktopLayout
フォルダ内のファイルを直接削除してください。
ソフトウェアのカスタマイズ
ソフトウェアのカスタマイズについて説明します。
現時点で簡単に設定が変更できる項目は以下の通りです。
- ウィンドウのタイトル
- 起動画面を表示するか
- エクスプローラーのアスキーアートを表示するか
- レイアウトを保存するフォルダ名
カスタマイズの方法
DesktopLayoutManager.bat
を右クリックして編集ボタンを押して、以下のような項目までスクロールします。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:: 初期化処理 ::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
@rem 題名変更
title DesktopLayoutManager Version 3.5.1
@rem 起動画面を表示するか
set showWelcomeScreen=1
@rem エクスプローラーのアスキーアートを表示するか
set showExplorerAsciiArt=1
@rem バックアップを保存するフォルダ名
set savedDirName=SavedDesktopLayout
ウィンドウのタイトル
@rem 題名変更
の下のtitle
の後を変更して、好きなタイトルにできます。
起動画面の表示
set showWelcomeScreen=1
をset showWelcomeScreen=0
に変更すると、起動画面が表示されなくなります。
エクスプローラーのアスキーアートの表示
set showExplorerAsciiArt=1
をset showExplorerAsciiArt=0
に変更すると、エクスプローラーのアスキーアートが表示されなくなります。
レイアウトを保存するフォルダ名
set savedDirName=SavedDesktopLayout
のSavedDesktopLayout
を変更すると、レイアウトを保存するフォルダ名を変更できます。
まとめ
今回は、デスクトップのレイアウトを保存・復元するバッチファイルを公開したため、その使い方を紹介しました。
ただでさえ簡単だったデスクトップのレイアウトの保存・復元が、さらに簡単になりました。
ソフトウェアを気に入っていただた方は、GitHubのスターを押していただけると嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。